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【産婦人科医コラム】知らなかったことを後悔しないために!~風しんのお話~2018.07.09

「あなたが風しんワクチンを打っていなかったために、赤ちゃんが障害をもってしまうかもしれない」というお話をご存知でしょうか?

そもそも・・・風しんって? 知らない方が多いです?

「風しん」は風しんウイルスに感染し、発熱や発しんを引き起こす感染症です。

発症する人の多くは大人です。なぜかというと 今の子供たちはワクチンを2回打っており抗体(ウイルスの感染から守ってくれるもの)を十分に持っていますが、今の大人は子供の時にワクチンを2回打っていない方が多いからです。

妊娠初期に感染してしまうと 赤ちゃんに障害がでる可能性が高い

もしもあなたが風しんにかかったことがなく、風しんワクチンを2回打っていなかった場合、風しんの抗体が十分になく 風しんに感染する恐れがあります。

運悪く妊娠初期に感染するとかなり高い確率で、赤ちゃんが生まれつきの心臓の病気・耳が聞こえにくい・目が見えにくいという障害を引き起こす可能性があります。

大切な赤ちゃんのために ママになる前にしかできないこと

現在、多くの自治体では風しんから赤ちゃんを守るために妊娠を希望する女性を対象に風しんの抗体検査(感染から守ってくれる抗体を十分に持っているかどうかの検査)を無料で実施しています。

大事なのは抗体検査をして十分な抗体がなかったら必ず「すぐにワクチンを打つ」ことです。

なぜなら妊娠中には風しんワクチンは打てないのです!抗体を持っていてもワクチンを打つことは問題ないので、抗体検査なしで風しんワクチンを打っても全く問題ありません。その方が早くて確実でしょう。

産婦人科医や多くの自治体では、この風しんのお話を皆さんに知ってほしいと頑張って活動しておりますが、多くの方がご存じないのが現実です。風しんのことを知らずに赤ちゃんが重い障害をもってしまったら・・・そのママの苦悩を思うと私は涙があふれてきます。

そこで、もう皆さんのお力に頼るしかありません。どうか皆さんあなたのお姉さん・妹さん・お友達、一人でもいいのでこの「風しんのお話」を教えてあげて下さい。

「未来の赤ちゃんを風しんから守る」

女性の皆さんの情報発信の力は絶大です。LiLuLaユーザー皆さまのお力をどうぞお貸し下さい!

北田和代

北田和代

医療法人社団ちぇりこ会 麻生レディースクリニック

女性へのメッセージ

「気になっていたけどなかなか産婦人科に行けなかった」という方がたくさんいらっしゃることを日々の診療で感じますので、とにかくまずは安心して相談に来て頂ける親しみやすい町の相談窓口になれればと思っています。 若い女性の皆さんにお伝えしたい言葉「今と未来を大切に」・・・この言葉は まさに「低用量ピルの内服です」とお伝えしたく毎日診療をしています!

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