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冬になると髪に静電気がたまるのは乾燥が原因って本当?2021.12.02

静電気

寒くなると、髪の毛が乾燥して静電気が発生し、髪の毛が逆立つ、まとまらない、パチパチとして嫌な感じがするなど扱いにくくなるといった悩みを抱えやすくなります。この記事では髪の毛に起きる静電気の原因とともに、冬のヘアケアのポイントをご紹介します。

冬に髪が乾燥するのはどうして?

冬は一年の中で最も髪が乾燥しやすい季節です。その原因をいくつか紹介します。

気温が低くなる

冬の冷えから体を守るため、体内では全身の血管が収縮して熱を体外に逃がさないようにします。その結果、血行不良が起こって毛根に栄養が行き渡らなくなって髪の栄養不足と乾燥を招きます。

空気中の水分が少なくなる

気温が下がって空気中の水分量が少なくなると、髪の毛が受けとる水分も少なくなります。

暖房による髪の表面の乾燥

温風があたりやすい部位は乾燥が進みがちです。

シャワーのお湯が熱い

寒い季節はシャワーの温度を上げる方も多いと思います。ただ、熱すぎると髪の毛や頭皮から必要以上に油分が奪われます。油分は水分維持やバリア機能の働きを持ち、健康的な髪の毛に欠かせない成分ですが、少なくなると潤いを保つことができず、水分が失われて乾燥しやすくなります。

ドライヤーの熱

冬は濡れた髪を乾かすのに時間がかかるため、ドライヤーの使用時間も長くなりがちです。このため、ドライヤーを使う時間も長くなって髪の毛が乾燥しやすくなります。

髪の乾燥が静電気を招く?

乾燥が進んだ髪は静電気を引き起こしやすく、以下のような髪のトラブルを招きます。

摩擦

厚着をすると、服と服が擦れ合って静電気を帯びやすくなります。発生した静電気が放電されず、髪の毛にたまることがあります。

水分不足

体内が水分不足になりがちで、静電気がたまりやすい状態を持つ方のことを「帯電体質」と言います。肌や髪の乾燥が気になる方は、帯電体質で水分が足りていない可能性があります。こまめに水分を補給しましょう。

乾燥から髪を守るには?

髪が乾燥すると、静電気などあらゆるダメージを受けやすくなります。以下のような方法で、乾燥から髪を守る対策をとることが大切です。

シャンプーは低刺激・高保湿タイプを選ぶ

髪の毛や頭皮は、水分と油分を適度に維持することで健康になります。洗浄力の強いシャンプーは、油分を洗い流しすぎるのでおすすめできません。また、添加物を多く使ったシャンプーは刺激が強いため、アミノ酸系の洗浄成分を使用した低刺激のものを使いましょう。

シャンプーの前にブラッシング

乾いた状態で髪の毛をブラッシングしましょう。髪をとかしておくと、シャンプー中の摩擦を抑えることができます。

ヘアケア製品はつけすぎず、よく洗い流す

シャンプーは髪の毛より頭皮を洗うつもりで使います。洗った後はすすぎ残しがないよう、しっかり流してください。また、コンディショナーは地肌につけず、乾燥しがちな毛先などに念入りにつけましょう。

ドライヤーは根元から毛先へ

ドライヤーで髪を乾かすときは、まずは頭皮の髪の毛の根元から乾かします。毛先は乾燥しやすいので最後に乾かしましょう。

パーマやカラーをするときは必ずトリートメントを

パーマやヘアカラーをかけるときは、トリートメントも一緒に頼みましょう。パーマとカラーは髪の毛に負担のかかる薬剤を使っていることが多いので、保湿力の高いトリートメントでのケアが欠かせません。美容院ではトリートメントをセットにしていることがありますので、プロの手によるケアを取り入れてみてください。

食生活も見直して、内側からも髪をケアしよう

髪の毛を健康に保つために、必要な栄養素を摂取することも大切です。

たんぱく質

髪の主成分であるケラチンの生成に必要です。たんぱく質不足は、パサつき、枝毛、切れ毛を招きます。肉類、大豆製品、卵などに含まれます。

ビタミン

頭皮の新陳代謝の活性化、育毛促進、ツヤアップなどが期待されます。レバー、卵、緑黄色野菜、肉類、魚類、乳製品、豆、果物、穀類などに含まれます。

亜鉛

たんぱく質の再合成、新陳代謝の活性化、ケラチン生成などに必要です。牡蠣、赤身肉、甲殻類、うなぎなどに含まれます。

おわりに:静電気を予防するために乾燥対策をしましょう

冬は髪の毛が乾燥しやすい季節です。水分と油分のバランスがとれた頭皮に整えるためにも、暖房や熱湯による影響を理解するとともに、シャンプーなどヘアケアの見直しや食生活の改善などを取り入れましょう。

(medicommi 2020年12月5日)

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