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【産婦人科医コラム】月経痛(生理痛)の対処法:快適な日々を過ごすために2024.08.19

皆さんは毎月の月経ともなう痛み(月経痛(生理痛)、腹痛、腰痛など)悩まされ、日常生活に支障が出てはいないでしょうか。

今回は身近にできる簡単な月経に伴う痛みの対処法や婦人科受診のタイミングについてご紹介いたします。

身近にできる簡単な月経に伴う痛みの対処法

生活習慣の改善

バランスの取れた食事

月経痛を軽減するためには、栄養バランスの良い食事が重要です。特に、ビタミンB群やマグネシウム、カルシウムが豊富な食品を摂取すると良いでしょう。これらの栄養素は、筋肉の緊張を和らげ、ホルモンバランスを整える効果があります。具体的には、緑黄色野菜、ナッツ類、魚、乳製品などが挙げられます。

適度な運動

軽い運動は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。ヨガやストレッチ、ウォーキングなどの低強度の運動が特におすすめです。定期的に運動をすることで、生理痛だけでなく、全般的な体調改善にも繋がります。

ストレス管理

ストレスは生理痛を悪化させる要因の一つです。リラックスできる時間を作り、趣味やマインドフルネス、深呼吸法などを取り入れると良いでしょう。また、十分な睡眠を確保することも重要です。

温める

ホットパック

腹部や腰にホットパックを当てることで、血行が促進され、痛みが和らぎます。ホットパックがない場合は、温かいタオルや湯たんぽでも代用できます。温めることで筋肉の緊張が緩和され、痛みが軽減されることが多いです。

入浴

温かいお風呂に入ることで全身の血行が良くなり、リラックス効果も得られます。入浴時にはアロマオイルや入浴剤を使うと、さらにリラクゼーション効果が高まります。

どれぐらいの痛みで婦人科を受診するべきなの?

月経痛が日常生活に支障をきたす場合、市販薬で効果がない場合、または月経痛が急激に悪化した場合は、婦人科を受診することをおすすめします。これにより、子宮内膜症や子宮筋腫などの潜在的な病気を早期に発見し、適切な治療を受けることができます。もちろん少しの痛みでも早期受診することで、予防やその後の対策にも繋がります。気になることがあれば婦人科で先生に相談してみましょう。

婦人科での診察内容

婦人科を受診すると、まず医師が症状や月経周期、過去の病歴などを聞きます。その後、必要に応じて以下の検査が行われます。

  • 超音波検査:子宮や卵巣の状態を確認するための画像診断。
  • 血液検査:ホルモンのバランスや炎症の有無を確認するための検査。
  • 内診:腟や子宮の状態を確認するための検査。

(内診は絶対ではなく、嫌なら先生に伝えることもできます。)

婦人科受診は怖くない(先生からのメッセージ)

月経痛は多くの女性にとって避けられないものですが、適切な対処法を知っていれば、その影響を軽減することができます。自分に合った方法を見つけて、できるだけ快適に過ごせるように心がけましょう。

早めに婦人科を受診することで、専門医の診断と治療を受けることが重要です。

あなたと同じ悩みをもった人が婦人科を受診し、適切な処置を受けることで日頃の生理の痛みをコントロールしています。痛みを自分だけで抱えこまず、是非、一度婦人科に相談してみましょう。

庄司 真弓

庄司真弓

庄司クリニック

女性へのメッセージ

庄司クリニックでは、婦人科一般外来に加え、レディースドックや予防医療など、幅広い診療で地域の全ての女性の健康をトータルサポートすることを目指し、女性のドクターを中心にスタッフ一同こころのこもった医療を心がけ、皆様のご来院をお待ちしております。

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