機能性子宮出血
概要
機能性子宮出血とは、妊娠や器質的な病気(例えば子宮筋腫、がん、炎症、外傷)などが原因ではない子宮からの不正性器出血(月経時以外の性器からの出血)で、排卵の有無によって排卵性と無排卵性に分けられます。
原因
機能性子宮出血の主な原因は、卵巣から分泌されるホルモンの分泌異常です。
症状
不正性器出血がみられます。
治療
薬による治療が中心です。止血薬やホルモン剤の内服によって止血したのち、経過観察が行われることもあります。排卵がなく、すぐに妊娠を希望する場合には、排卵を促す薬が使われることもあります。
薬による治療でも出血が持続する場合には手術が行われることもあり、出血の原因となっている子宮内膜を取り除くことが多いです。