「不妊症」の定義と治療の歴史「不妊症」の定義
不妊とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないことを言います。
日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。
厚生労働省による出生動向基本調査(2015年)によると、不妊症を心配したことのある夫婦は全体で35.0%、子どものいない夫婦では55.2%にのぼります。
10組のカップルのうち1組は不妊症だといわれていますが、男女とも妊娠を考える年齢が上昇していることを考えると、この割合はもっと高いと言えるかもしれません。
実際に、カップルの4.4組に1組は検査や治療を受けているという報告もあります。
POINT
- 一般的に妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず1年間妊娠しないことを不妊と言います。
- 厚生労働省の調査によると、不妊症を心配したことのある夫婦は全体で35.0%、子どものいない夫婦では55.2%にのぼります。
- カップルの4.4組に1組は不妊検査や不妊治療を受けているという報告もあります。