なぜ大切? 知っておきたい避妊の基本妊娠とは、避妊とは
妊娠とは
避妊についてお話をする前に、「妊娠」についてふれておきましょう。
女性の体は約1カ月に通常1個の卵子を排出します。これを排卵といいます。
排卵した卵子は卵管に取り込まれ、子宮の方へゆっくりと移動します。
一方、射精された精子は腟から子宮、卵管へ向かって移動します。
その間に卵子と精子が出会い、受精卵ができます。
この受精卵が分裂を繰り返しながら子宮内膜に着床すると妊娠が成立します。
排卵された卵子の寿命は約1日間で、射精後の精子の寿命は平均2〜3日、長くても1週間ほどです。
受精から着床までは約1週間かかるといわれています。
避妊とは
「避妊」とは、「受精」もしくは受精卵の「着床」を妨げて妊娠を成立させないことをいいます。
例えば、受精を妨げるには、精子が子宮内へ入るのを防ぐ方法、女性の排卵を抑える方法、生理周期や基礎体温から排卵日を予想し、その時期の性交を避ける方法など、様々な避妊法があります。
一方、着床に影響を及ぼす方法としては、子宮の中に異物を入れる方法(子宮内避妊具)などがあります。
避妊をするにあたって
現在妊娠を望まない場合、自分の体やライフスタイルにあった避妊法を選ぶことが大切ですが、100%確実かつ安全な避妊法はなく、それぞれにメリットとデメリットがあることも知っておく必要があります。
POINT
- 現在妊娠を望まない場合、自分の体やライフスタイルにあった避妊法を選ぶことが大切です。