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「性感染症(STI)」を防ぐためにウイルス感染が原因となる子宮頸がんの予防法

子宮頸がんについて

子宮がん

子宮がんのひとつに、子宮頸がんがあります。

子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が大きく関わっていると考えられています。

HPVは主に性行為で感染することが知られています。

HPVにはいくつかの型があり、尖圭コンジローマの原因となるHPVと子宮頸がんの原因となるHPVなどがあります。

HPVは会陰(えいん)部や肛門といったコンドームではカバーできない広い範囲に存在します。

また、手指を介して感染することもあるため、コンドームで感染を予防することはあまり期待できません。

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

子宮頸がんの予防法のひとつに、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の接種があります。

国は、2013年4月から、多くが性交未経験と考えられる小学6年生から高校1年生の女子に対してHPVワクチンを定期接種の対象としています。

ただ、接種後に心身の不調を訴える女子がいることが話題になり、同年6月、積極的には接種勧奨しないことを通知しておりましたが、その後有効性・安全性に特段の懸念がないことが認められたため、2022年4月より積極的接種勧奨再開に至っております。

また、積極的接種勧奨が止まっていたために、接種の機会を逃した平成9年~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)の女性は、公費(無料)で接種することができます。ただし、接種期間が決まっており令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間になりますので、接種を希望される方はお早めに医療機関にご相談ください。

POINT

  • 子宮頸がんの発生には、主に性行為で感染することが知られているヒトパピローマウイルス(HPV)が大きく関わっていると考えられています。
  • HPVワクチンは有効性・安全性に特段の懸念がないことが認められたため、2022年4月より積極的接種勧奨再開に至っております。
  • 子宮頸がんは早期発見、早期治療が大切です。
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