健康診断では不十分。婦人科検診はなぜ必要?「健康診断」の落とし穴

会社や自治体で行う「健康診断」は、定期的に自分の体の状態を調べるよい機会です。
しかし、男女の性差や年代差がない健康診断だけでは女性特有の病気を見つけるには不十分です。
健康診断の子宮がん検診だけでは見逃してしまう病気も

また、意外と知らない健康診断の落とし穴もあります。
「毎年健康診断で子宮がん検診を受けているから大丈夫」と安心している人も多いかもしれませんが、実は「健康診断」に含まれる子宮がん検診では”子宮頸部”しか調べていないことが多いのです。
その場合、子宮体部や卵巣の検査まではしていないため、子宮体がんや卵巣がんを見逃してしまう可能性も少なくありません。
健康診断に検査項目の無い病気もあります

また、男性よりも女性に多い甲状腺の病気や、関節リウマチなどの膠原(こうげん)病も、一般的な「健康診断」には検査項目がありません。
女性特有の病気は、自覚症状が少ないものが多いですが、定期的に婦人科検診を受けていれば早期発見できるだけでなく、発症する前に治療することができるものもあります。
年代に応じた婦人科検診を取り入れて、自分の健康に積極的でありたいですね。
POINT
- 一般的な健康診断だけでは女性特有の病気を見つけるには不十分です。
- 年代に応じた婦人科検診を取り入れましょう。