更年期ってなんだろうおばあちゃん仮説
“閉経”とは、これまで卵巣に蓄えていた卵子をすべて使い切った状態、つまり、子供を産むという役割を終えた状態です。
仮に閉経がなくなったとすると、私たちは一生、子供を産むことができます。
しかし、それと同時に、一生子育ても終わりません。
おばあちゃんになって、体力がなくなって、腰が痛くなっても子供を背負って子育てに奮闘しなければならないのです。
それではさすがに体力の限界を迎えてしまいます。
だから、ヒトは進化の過程で“閉経する”という道を選んだと考えられています。
閉経することで、子供を産むことはできなくなっても、子育てを手伝うことはできます!
それは、子孫繁栄を考えて、一生子供を産み続けるよりも効率がよい、と進化の過程でヒトが選んだ道なのです。
なぜなら、おばあちゃんには豊富な子育ての知識や経験があるのですから。
POINT
- 子育ての知識や経験が豊富なおばあちゃんが、娘と一緒に子育てをすることが子孫繁栄には有利であると考える説があります。