「おりもの」は、健康のバロメーターおりものの大事な役割を知ろう
身近な存在のようで、実は知らないことも多い「おりもの」は、腟内から流れ出る分泌物のことで、腟を潤して腟粘膜を保護してくれる大切な存在です。
子宮頸管(子宮の入り口)・子宮内膜・腟からの分泌物、腟粘膜からはがれた古い細胞、皮脂腺といった分泌物など、実に様々なものが混ざりあってできています。
おりものの働き
おりものには、大きく分けると「性器内の粘膜を潤わせる働き」と、「腟内を酸性に保って、外部からの雑菌の侵入をシャットアウトする働き(自浄作用)」があります。
おりもののケア
おりものは女性の体にとって、なくてはならないものです。
量やにおいが気になるからといって、せっけんでゴシゴシ洗ったり、熱いお湯や冷たい水などで刺激を与えたりするのは禁物です。
また、温水洗浄便座などで洗いすぎると自浄作用を弱めてしまうこともあるので、ぬるめのお湯でやさしく洗うようにしてケアしていきましょう。
POINT
- おりものには、大きく分けると「性器内の粘膜を潤わせる」、「腟内を酸性に保って、外部からの雑菌の侵入をシャットアウトする」という2つの働きがあります。