「おりもの」は、健康のバロメーター生理周期とおりものの意外な関係
おりものは生理周期にあわせて、量や質が変化します
生理後から卵胞期
おりものの量が少ない時期で、粘り気のないサラサラしたおりものが出ます。
色は基本的に白~クリーム色で、生理後すぐは経血が混じった茶色いおりものが出ることもあります。
排卵前後
精子を受け入れやすくして受精を助けるために、卵白のような透明でよく伸びるおりものが出ます。
量は多めで、排卵期にもっとも量が増えます。
黄体期
排卵期から黄体期にかけて、ドロッとした粘り気のある白っぽいおりものに変化します。
量もだんだん減ってきて、粘り気もだんだんと減ってきます。
生理の2~3日前に、においが強くなる人もいます。
おりものは女性ホルモンとも関係しており、性的に興奮したり妊娠したりすると量が増えます。
また、年齢によっても分泌量が変化し、もっとも分泌量が増えるのは性行動が盛んになる20~30代です。
外部から雑菌が入る機会が増えるので、それを防ぐためにおりものの量が増えるのです。
幼児期や老年期には、ほとんどおりものが分泌されないため、腟の自浄作用は弱くなっています。
POINT
- おりものは生理周期にあわせて、量や質が変化します。
- 年齢によっても分泌量が変化します。