「閉経」は正しい知識があれば怖くない「閉経」はなぜ起きる?
更年期、そして閉経は、女性なら誰もが通る道です。
「まだ先の話」と思いがちですが、正しい知識があるかどうかで更年期の過ごしやすさは大きく変わります。
閉経とは
閉経とは、卵巣の活動が少しずつ低下し、排卵がなくなり、生理(月経)がこなくなることです。
日本人女性は、平均的に50歳くらいで閉経を迎えます。
その前後10年間が更年期にあたるとされますが、年数は人によって大きく異なります。
更年期には女性ホルモンが急激に減少するため、その変化に体が慣れるまで、今まで経験したことがないような様々な症状があらわれることがあります。
閉経の原因
そもそも閉経は、何が原因で起こるのでしょうか。
簡単にいうと「卵巣から卵子がなくなる」ことが、閉経の一番の原因です。
排卵後に妊娠が成立しなかった場合に起きるのが生理なので、卵子がなくなって排卵が起こらなくなれば生理もこなくなるのです。
卵子のもとになる原始卵胞の数は、母親の胎内にいるときがピークで、成長するにしたがって排卵の有無にかかわらず、どんどん数が減っていきますので、ピルを服用して排卵を抑えても、閉経時期を遅らせることはできません。
POINT
- 卵巣の活動が少しずつ低下し、排卵がなくなり、生理がこなくなることを「閉経」といいます。
- 日本人女性は平均的に50歳くらいで閉経を迎えます。